博論メソッド+授業準備+UEHASお別れディナー


研究

一日を振り返るほどまだ時間は遅くない(現在14:56)のだが、休憩を兼ねて少し書いておこう。今朝は龍岡門のわきのローソンで博論のMethodを書き進めていた。なかなか難しいのは、博論としてどのくらいの「情報密度」がふさわしいのか、いまいちよく分かっていないことだ。投稿論文に比べてより詳細な情報が必要だということはよく分かるけれど、かといって細かければ細かいほどいいわけでもなかろう。この辺の塩梅は本当によく分からない。

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そのあと、Stataの教科書の「第7章 制限従属変数の分析」をすすめた。制限従属変数を英語にすると、Limited Dependent Variable(LDV)。この方法を用いると、打ち切り(censored)データや切断(truncated)データを扱うことができるという。たとえば、海南島チームの研究であれば、測定限界以下になることがよくある尿中重金属の濃度を制限従属変数として分析をすればいいのだろう。そういえば、矢澤さんがミーティングで紹介した論文にもLDVってあったような気がして調べてみたら、Lagged Dependent Variableと書いてあった。行いたい処理・操作は同じような気がしたのだが、違うものなのだろうか。

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この教科書をすすめていたのは、CHNSのデータ解析の準備に加えて、博論の統計分析を確認する意味も込めていたのだが、そろそろ機は熟した気がする。そろそろいじってみるか。ふー。

授業準備

そういえば、プラシボ効果に関する医療人類学の本を行きの電車のなかで読んでいた。次回の「医療と文化」の授業で扱う予定なのだ。クリスマスの日の講義だから、テーマは「信じる人は救われる?」。文化の影響を強く受け、かつ、私たち日本人にも普通に起こることなので、学生にとってもきっと興味深いだろう。ちなみに、その翌々日には二コマ分の振替授業があるので、そっちの準備のことも頭に入れておかないと。二時間続きの大きなネタということで、HIV/AIDSの話がいいのかなと思っている。動画を検索したら結構いろいろ出てきた。

HIV/エイズから命を守る地域の保健員
 http://www.youtube.com/watch?v=ZPUSW27B8X0
1日1錠の薬でHIV/エイズから命を守る- オプションB+
 http://www.youtube.com/watch?v=AS_nJgL_Z84&list=PL9sl27Sfufa4riiElYc5ivL5AkOGR5Nl3&index=2
マラウイ:エイズ-HIV/エイズのない世代を目指して
 http://www.youtube.com/watch?v=q4qEiVSyIs8&list=PL9sl27Sfufa4riiElYc5ivL5AkOGR5Nl3
エイズで親を失った少女:前編(ウガンダ)/プラン・ジャパン
 http://www.youtube.com/watch?v=-9LhuPAWqQI
エイズで親を失った少女:後編(ウガンダ)/プラン・ジャパン
 http://www.youtube.com/watch?v=VvoVVkOtyEw

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今夜はUEHASの学生が帰国。最後のお別れディナーを19時から。みんな日本楽しそうだったな。研究はどうか知らんが…。


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