美化委員会とヘルスプロモーション


今日の国際地域保健の授業のテーマは、ヘルスプロモーション。ラロンド報告からオタワ憲章、そして各地でのケースの紹介があった。その中に、小学校でのヘルスプロモーションの取り組みの紹介があって、そんな話を聞きながら、私が小学生のときのことをぼんやり思い出していた。

小学5年生のとき、美化委員会というよく分からない委員会に入ることになった。仕事は確か二つあって、ひとつは壁新聞を階段脇の掲示板に貼ること、もうひとつが週に一回、掃除が終わるころに下級生の教室に行って、きちんと掃除しているかどうかチェックする、というものだった。そしてひとことコメントを黒板に書くことが仕事だった。

確か2年3組だったようにおもう。今とかわらず調子の良い私は、ひたすら二年生をほめまくった。まぁ、別にけなしてもしょうがないから、ひたすらほめまくった。そしたら、彼らはすごく喜んでくれてしまって、毎週私が来る曜日にはすごく張り切って掃除をしているとそのクラスの受け持ちの先生に言われた。

国際保健にはきちんとした理論があって、その理論に基づいてきちんとした戦略を練っている。もちろん、そういうことも大切なのは言うまでもないが、原点は、実は結構単純なところにあるのかもしれない。


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