少子化時代の日本経済 まとめ


目次

0. はじめに
1. 戦後経済の人口転換
2. 高度経済成長の人口的側面
3. 高齢化社会の幕開け
4. 経済のソフト化と女性労働
5. 第二の人口転換
6. 人口減少・高齢化と日本経済(一)
7. 人口減少・高齢化と日本経済(二)
8. 超高齢社会のシナリオ
9. シナリオは書き換えられるか
10. 終わりに

戦後の人口問題

戦争直後:食糧難が人口問題の中心
出生率低下 7年 1950年から1960年ごろには完了
出生率低下の始まる時期が遅いほど、低下に要する期間は短くなる(マッケンロート)(p.34)
堕胎や中絶が中心(p.35)
特徴(p.13)
  平時で起こった
  死亡率の上昇ではなく出生率の低下によっておこった
1990年 1.57ショック

公共サービスの歴史 → 公共サービスの破綻

1961年 国民皆保険
1973年 福祉元年
1982年 老人保健法制定
1984年 健康保険制度の改正
1985年 基礎年金
1989年 国民年金基金
1989年 高齢者保健福祉推進10か年戦略(ゴールドプラン)
1994年 新ゴールドプラン
1994年の医療保険制度の改正
  付き添い看護の廃止
  入院時の食費定額一部負担
  老齢厚生年金の支給開始年齢 60歳から65歳に段階的に引き上げ

労働力の変容

以前は労働力人口の高い流動性(p.52)
都市から農村へ
非農業から農業へ
労働力人口の高学歴化
流動性が高齢化によって損なわれる。
労働力の女性化:
  労働時間を考慮に入れた実質ベースではそうでもないが・・・
  M字型の曲線:都市部で特に顕著な傾向

キーワード

ライフサイクル仮説(利己的)/ダイナスティモデル(利他的)
ライベンスタイン:子供をもうける効用(消費・所得・年金) もうけるコスト(直接費用・機会費用)
指標:老年人口指数/老年化指数(1995年ではイタリア、ドイツが高い)/老年人口割合:7%以上で高齢化が始まったと判断
安定人口理論
ベビーブーム/ベビーバースト
平均世代間隔 29.5歳

その他

近代経済成長:経済成長率は人口増加率と一人あたりの生産の成長率
死亡率低下
  乳幼児死亡の減少=人口の若年化
  中高年死亡の減少=人口の高齢化
子供の負担と高齢者の負担はわけが違う(p.171)
スウェーデンの経験
  1.69→2.12 しかしそのあとに再び減少した
「受給額を下げる」か「拠出額を上げるか」しかない(p.176)
老年人口における高齢化(p.183)
出生力が反転する理由(p.192)
  晩婚化は永久に続くわけではない。


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