
暑い場所には辛いものや酸っぱいものが多くあるのが常だが、海南島はそうでもない。海口の人たちが好んで食す海南粉はほんのり酸っぱいだけで全くといっていいほど辛くない。
素麺のような太さの米麺に、とろみのついた餡、さらに干し肉、スルメ、ピーナッツやエゴマなどのトッピングが乗っている。かき混ぜて餡が麺に絡むようにしてから食べる。朝食として食べることが多い。
屋台で食べると、味のほとんどしない具なしスープが一緒に出てくる。はじめのころは意味分からずに息を止めて飲み干していたが、地元の人だとスープを麺のボールに少し移して食べる人もいる。朝食以外となると、ごちそうが振る舞われるときに一緒に出される場合があるくらいだろうか。きっと白酒を飲む前にお腹に入ってないと辛いからだろう。
家庭でも食べられる。見栄えもよいし、取り分けやすいし、なによりもみんな大好き。だから、人が集まるときにはうってつけの料理。写真は友達の家に遊びにいったときに出してもらったもの。
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