冷たい気持ち


今日は世界銀行の東京事務所でおこなわれた、
ユース向けのイベントに参加してきました。
話の内容は以前に参加したイベントの内容と多少重複していましたが、
そこにいらした様々な活動をされている人々とお話をさせていただくことで
様々な人の考え方に触れることが出来て、そして何より、
自分自身の考えを多角的に投影することが出来て、
大変有意義な時間を過ごすことが出来ました。
普段は特定の団体で活動することがない私ですが、
やはり、時には様々な人と語り合うことが必要不可欠ですね。
まぁ、あたりまえですけど。

その「当たり前」の時間の中で私が再認識したこと。
それはお金のことです。

私のホームページの方でも少し触れていますが、
私は「開発」とは正反対といっても過言でない経済活動に
大きな興味があります。
経済活動を主たる目的とするのではなく、あくまでも、
開発を達成する上で欠くことが出来ないはずの経済活動に私は興味があります。

開発をやる人間は大抵「アツい」気持ちをもってその活動に関わっています。
今日また、それを再認識しました。
そして、そういう人たちで世界が溢れれば、
貧困のない世界は訪れるかもしれません。
今のままでも少しずつはそういう状態に向かっているのかもしれません。

ただ、私が一番取り込みたいのは、「冷たい」気持ちをもった人たちです。

世の中は広いのですから、色々な考え方があります。
「マネーゲームが全てだ」という人がいることも否定はしません。
(自分がそうなりたいかどうかは別ですが・・・)
私はそういう人たちを「冷たい」人たちと呼びます。
(ちなみに、別に軽蔑しているわけではありません。わかりやすさのためです。
ただ、何でもかんでも二項対立にすると、昔の塾の先生に怒られそうです 笑)
彼らは周りの目を察知し資金提供をすることはあったとしても
義務としてとしか取り組みません。

一番開発に縁遠い人たちをどうやって取り組んでいくか。
さらに言うとどのような形で彼らにplusになるものを提供できるか。
世の中はギブ・アンド・テイクだけではないと思います。
ただ、今の日本のNGOの姿勢はテイクばっかり、という印象を持ってしまいます。
被援助国の方々にギブがあればそれで十分なのかもしれませんが、
実際に資金提供をするはずの人たち、potential donerへの視点が
新しい流れを生み出すはずです。

つまりお金で動いちゃう人たちの気持ち、冷たい気持ちを知ると、
アツい運動に大きなうねりを起こせるのではないかと思っているというわけですな。


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