2週間の上海滞在で感じたこと


今回は上海に2週間だけ滞在した。上海の全体的な印象としては、「思っていたよりも発達していなかった」といったところだろうか。

上海に行ったという人はみんな、「上海はすごい」「未来都市のようだ」などと賛辞を惜しまない。しかし、私には、それほどには見えなかった。なんというか、発展途上という印象をぬぐいきれなかった。

もちろん、万博に向けていろいろな場所が改築中だったということも影響はしている思う。しかし、たとえば、通りにごみが落ちているとか、人々の服装であるとか、なにかが日本とは違った気がする。歩いていても急に貧困地域に行き当たったり、たくさん立っている高層マンションも夜になって明かりがともっている部屋がまばらだったりした。なんというべきか、海口と同じように、急成長の脆さのようなモノを感じた。東京に比べて空がすごく広いことが私にはすごく印象深かった。成長の余白なのか、それとも・・・。

東京というのはやっぱりすごく成熟した都市なのだ。言いか悪いかは別にして「落ち着いてしまっている」。上海がその辺の「落ち着き」を持たないことが、「発展途上」を私に感じさせるのであろう。ただ一点付け加えるとすれば、私個人としては上海のほうが歩いていて興味深い。結構気に入った。
なんといっても安い飯は本当に安い、というところがいい。朝は2元、昼は8元、夜でも10元、一日20元(280円)でも十分に満足できる。ビールだって1本3元ー5元だ。がぶがぶ飲んでもOKだ。都市の発展の割には食べ物が安い。ちなみに下の写真は、井上お気に入りの炒面のお店。大学の門を出たところにたまに来ていた。本当に感じのいいお兄さんたちだった。

そういえば、海南島は性風俗が大変「さかん」であるというようにインターネットのサイトなどで書いてあったりする。だから、それは他の都市ではそういう場所がすごく少ないか、隠れたところにしかなかったりすることの表れなのかと思っていた。ところが、少なくとも上海では堂々と通り沿いに存在していた。(まぁ、冷静に考えれば、ない理由がない。もちろん、万博の時に来たら退去させられている可能性は大いにあるけれども・・・。)

ついでに男女の話を話すと、通りや電車の中でいちゃいちゃしている人が日本に比べて多い気がする。もちろん日本にだって、イタいカップルはいるけども、せいぜい高校生や大学生だ。こちらは結構インテリっぽい社会人でも堂々とベタベタしている。これには少しびっくりした。色恋が禁止されていた時代の反動なのだろうか。


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