外国語を学習するのに


 先日、帰る道すがら、昔からの知り合いにあって、英語の勉強法の話になった。最近、中国語で四苦八苦しているだけに、彼と別れた後も、外国語学習について考えてしまった。

 日本には外国語でコミュニケーションをとれないといって悩んでいる人が多い。英会話スクールにいったり、リスニング教材を購入して勉強したり・・・と、みんな努力しているけど、それでも悩んでいる。

 個人的にすごく重要だと思うのは、コミュニケーションのボトルネックをはっきりさせることだ。英語が分からないのか、内容が分からないのか。当然のことだけど、現状がどちらかで、とるべき対策はまったく違う。たとえば、自分の専門の話を英語で理解したいのなら、英会話スクールなんかにいくより、関連分野の単語をまずは丸覚えしたほうがいい。会社の取引先で交渉するなら、自己紹介を覚えるよりも、製品名とかサービス名を英語でなんと言うか覚えることが重要だ。(自己紹介なんて名前いってニコニコしていれば大丈夫だろう。)

 ちなみに私は、伝えたいことが最低限伝わって、聞きたいことが最低限分かればいいと思ってきた。だから私の英語と中国語はだいぶ荒削りだ。とくに中国語に関しては、実地訓練しかやっていない。(もちろん不満足な中国語だけど・・・。) でも、周りにいるアジアの留学生の英語と触れているとその思いをますます強くする。それにネイティブレベルにするにはコストが高すぎるので、むしろ無駄とすら思う。

 ただ気になるのが一点。自分が将来「中国研究者」を名乗るとしたら、きれいな中国語を話して書けないと、信頼されなそう。そう考えると、どのレベルが求められているか(≒言葉の出来不出来で、どのくらい勝負が決まるか)をはっきりさせるのも重要だな。

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