しなやかさと幸せな結婚


5987693790_b283cff3a9_o日本を発つ日、中高時代の友人の結婚式があった。突っ込みどころは満載で、たとえば、びっくりするような参列者(みどりの銀行の会長「おっくん」や駒東の久保田元校長)がいらしたことだったり、みんながみんな新郎の親父の話ばかりしていたことだったり、披露宴が3時間半も続いたことだったり(芸能人じゃないんだから!)、真面目なんだか不真面目なんだかよくわからない新郎の性格がそのまま出ていた挨拶の内容だったり・・・・・・・。でも、とにかく楽しかった。そしてなによりも本当に幸せそうな結婚式で、新郎のせいで誉め言葉にならないけど(笑)、二人がとても似ていたところに一番好感を持った。

 これからちゃんと幸せになれるかどうかなんて、まぁ分からないといえば分からない。でも新郎・新婦の様子を見ていて、幸せになれそうな気がした。

 新郎は尖っているフリしているくせに全然で、他の人が怪我をしないように先端が丸く加工されている男だ。まぁこれはずっと前から分かっていたことだから、今回新婦を見て二人が幸せそうになれそうだと感じたんだろう。なんというか流れに身を任すときとそうでないときをきちんと切り替えられる人なのかな。それから、いい意味で感情を表に出せる人なのかな。今の世の中、「しなやか」に生きられることが幸せになれる条件である気がする。

 久保田校長が引用したハードボイルド作家の言葉をここで紹介。――タフでなければ生きていけない、優しくなければ生きる資格がない――うーん、新郎母の挨拶は泣けたな。よかったな親父も、きっと天国で喜んでるだろう。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください