Towards a common definition of global health


The Lancet
June 6, 2009

端的にいうと、International HealthではなくGlobal Healthという言葉の使用がいかにふさわしいかを主張する論文。

言いたいことはよく理解できる。

The preference for use of the term global health where international health might previously have been used runs parallel to a shift in philosophy and attitudes that emphasises the mutuality of real partnership, a pooling of experience and knowledge, and a two-way flow between developed and developing countries.

しかし、International Healthの定義にどうしてthe mutuality以下が含まれないのか、あんまりはっきりしない。

日本人だから感じない語感の問題もあるのかもしれないけど、個人的には、使う言葉がどちらであってもかまわないと思う。世界の保健問題を目の前にすれば、やることに差はないもの。ただ、こういう議論があることを知ると、Global Healthを使ったほうが無難なのだろう、と感じてしまう。「子供」でなくて「子ども」だとか、「障害者」ではなくて「障碍者」/「障がい者」だとかと同じこと。誤解を恐れずに書けば、少し言いがかりをつけられたような感覚がするけど、そういう意見がある人がいるのなら、それを使ったほうがいいのかも、といった感覚。(もちろん、いろいろな局面でWordingが大切なのはいうまでもないのだけど。)

うちの専攻にも名前が変わった教室がある・・・。

http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736%2809%2960332-9/fulltext


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