とりあえず着陸成功!


IMG_00617月16日に日本を離れたので、そろそろ1か月が経とうとしていることになる。おかげさまで、研究に思い切り時間を割いて、充実した毎日を送っている(というよりか、「割くしかよりほかない、だってすること他にないんだもん」)のだが、同時に、あっという間に時間が過ぎてしまったなぁという感覚もある。これまで他の仕事が忙しいことを論文が進まない言い訳にしていたが、ずっと論文を書くためだけに机の前に座っていても、筆が進まないものは進まないのだということにようやく気が付いた。「Monthly publication」は想像したよりも難しそうだ。

とにかく一か月を振り返っておこう。

生活のセットアップ

IMG_0026最初の一週間は妻にも来てもらって、一緒にいろいろな準備をした。ダラダラしていても仕方ないと思ったし、妻がいる間に全部やって(もらって)しまおうと・・・。妻が留学していた時に仕入れた情報はかなり役に立った(あとはひたすらネット)。なんとかほとんどのことがはじめの1週間で片付いて、ほっと一安心だった。

携帯電話
まずは何より先に携帯だと思い、準備。タイミングよく(?)アメリカに来る直前にiPhone6Sを酔っぱらって紛失したので、SIMフリーのiPhone6Sを購入して、それにWalmartで買ったsimカードを入れて使用した。simカードのアクティベートはSocial Security Numberがなくても、日本のパスポート番号でできたので、SSNを持っていない人間としては良かった。ちなみに、アメリカのiPhoneはマナーモードの時にはカメラの撮影音がしないので良い。別に盗撮するわけではないが、静かなところでひとりだけ音を出していたらヒンシュクものだ。
http://mbaclassof2016.blogspot.com/2015/05/blog-post.html

銀行
住所が決まっていなくても銀行口座を作るらしいということでWells Fargoに口座を開設。オフィス近くやキャンパス内にも支店やATMがあるので便利。電気を開通するときに公証役場(Notary Public)のサインが必要だったのだけど、Wells Fargoに口座があれば対応してくれる。クレジットカードも発行してくれた。

アパート
これは今回かなり曲者だった。日本にいたときにインターネットで見つけた家一択だと思っていたら、とんでもなくおんぼろで、そこから数軒見て回った。ネットで探して、電話して、見学のアポを入れて・・・となかなかハードルが高かったが、そうも言ってられないので、数軒見てようやく決まった。プール付きで豪華なタウンハウスなんかもあって心が揺れたが、買い物や通学に不便なのでやめた。結果的に見つけた家は、バス通り沿いでスーパーなどがある中心街まで徒歩10分くらいのところ。最近リノベーションしたようできれいなのがすこぶる良い。かなりお気に入り。2ベッドルームで月1200ドル。一人ではもてあそぶ大きさだが、日本のようなワンルームマンションは存在しないのだから致し方あるまい。

Home


最上階ならもっとよさそうだった!

電気・水道
電気は電力会社に電話して開通してもらう。もともと2社あったのが合併したか何かで、電話をたらいまわしにされた。あと、発音がはっきりしていないらしくて、英語で一生懸命話しているのに、エスパニョールに切り替えられそうになって慌てた。200ドルくらいのデポジットを払うことになったが、もともと電気を大家が払っていたようで、入居してすぐに電気はつかえていた。水道はいくら使っても家賃に含まれているらしい。どういうことだ? 個別の支払いに対応していないのか?

家具
これは今回の一大事。普通はIKEAに頼りがちなんだけど、IKEAがとてつもなく遠いため、IKEAは除外。CORTというレンタル家具屋があることは妻情報で知っていて、家具をレンタルすることを考えていたのだが、CORT CLEARANCE、つまりレンタル家具として使っていた家具の処分品を集めた店舗にいって、そこでそろえることにした。処分品といってもちゃんとした品質で良い。ベッドマットレスだけはなんとなく新品のものにした。いろいろなものをまとめてセット販売価格にしているのでかなりお得になる・・・はずだったのだが、頼んでいたソファーが大きすぎて家の中に入らず、ソファーだけ別で購入することになり、当初の予定より高くなってしまった苦笑 それでも満足ではある。全部で2000ドルくらいかかった。
https://stores.cort.com/north-carolina/raleigh/

ネット・TV
インターネットとTVはタイムワーナーで。ホームページにあるチャット機能でオペレーターと相談しながら契約した。クレジットカードの登録とかもそこでできるのでかなり便利。ちなみにアメリカの地域によってはGoogleがとてつもなく速いネット回線を提供しているらしい。Chapel Hillはサービス提供予定地ではあるものの、まだサービスが開始されていないようだったのであきらめた。
https://fiber.google.com/cities/raleighdurham/


車社会・アメリカにおいて、なんとまだ買っていない。必要な気というか、あった方が明らかに便利な気はするが、今のところ金もないし、出来る限り我慢する予定。免許だけは早めに取得しようかなと思っている(身分証明書としてパスポートの代わりになるので)。

研究生活

IMG_0163私が所属するCarolina Population Centerは現在建物が改修中。2017年の夏に完成予定らしい。現在のオフィスは仮住まいなので若干しょぼいのだが、個室を与えられて誰にも邪魔されることなく研究を出来る。博士の学生は3,4人で部屋をシェアしている。今はまだ夏休み期間ということもあって、人が少ない(気がする)。新学期が始まったら少しは様子が変わるのだろうか。

他の人とのかかわりという点では、金曜日の午前中に中国のデータセットを使用している人たちの集まりがあるのと、9月以降は木曜日にもポスドク、博士の学生を対象としたワークショップ(お昼に1時間くらい)があるあしい。あとは授業を履修し始めたら少しは人と話すのだろうか。今はほぼ一人で朝から夕方ごろまで分析して、論文を書いている感じだ。この間の金曜日に日本で参加させてもらっていたブートキャンプ方式をこちらでも初めて、時間割に沿って研究をするようにしたらかなりはかどった。次の一か月も続けてみようと思っている。きちんと休憩取らないと、途中で完全にガス欠になるんだよね・・・。

IMG_0125そんなこんなで家に帰ってご飯を食べたら、日本で終わらせられなかった仕事なんかをしながら夜を過ごしている。金曜日と土曜日しかお酒を飲まないし、飲んだとしてもビール2,3本なので、脳みそがきちんと働く時間がかなりある笑 でも誘われたらせっかくなので顔を出そうと思っている。前々回の水曜日にはマイナーリーグの野球に行き、前回の水曜日には、ちかくのレストランにクイズ大会に行った。どちらも他のポスドクの人が企画してくれた。どちらもなかなか楽しかった。マイナーリーグの試合とか、これを見たかったから中学校の時に英語を勉強していたんだと納得した。中学生の時の自分に言ってあげたい。そのまま頑張ってれば、むっちゃ楽しいよって。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください