分かりやすくどう伝えるか + 海南島予備調査


思いのほか上手くいったUEHASのシンポジウムが終わったのは5月30日。翌日から海南島に調査準備のために行ってきた。5日に帰ってきてようやくゆっくりできるかと思いきや、明日(とういか今日9日)からオハイオ州立大の学生受け入れなので、結局その準備でバタバタしている。でも、こういうときにこそメモを取っておこうと思う。シンポや海南島でもいろいろなことを感じたけど、他にもUEHASについて外部の人に説明する日があったり、赤坂のソルロンタン屋でいろんなことを話す日があったりでいろんなことを考えた。正直、ひとことでも書いておかないとすべて忘れてしまいそう。

UEHASもOSUのジャパントリップも、社会の中での位置づけをもっと分かりやすく説明できるようにしないといけない。「UEHASをひとことでいうとなんでしょう?」という質問に対する回答は本当にしょっぱかったな。本当は「教育のあるべき姿です」とでも言ってやりたいのだけど。教師が一生懸命考えた題目を、学生が主体的に考え、それに対する回答をpublicに判定してもらう、っていうのは常に立ち返らないといけないところだと思う。ソルロンタン会談の内容は自粛するけど、やっぱり大切なのは裸だと言ってくれるまわりの人だと思う。

そういえば誰かがFacebookにあげていた、修士論文の代わりに退学届を出してきた学生の投稿とそれに対するどこかの大学の准教授の回答。准教授の回答、うろ覚えだけどいいこと書いてあった。本当、研究者の駆け出しなんて、売れない小説家と一緒だよね。下手の横好きで行けるところまで行って、ダメだったらさわやかに仕事を他に求めるだけ。

P1110741海南島は李君の子どもにプレゼントを持っていくことが出来た。プレイマットっていうらしい。赤ちゃんっていうのはたいていかわいいものだけど、なんか李君の子どもだなんて感慨深いし、他の子よりかわいい気がする。今回は李君がいろいろ手配してくれていて、本当に助かったのだが、これは父親としての自覚が出て仕事にやる気を出しているからなのか? そんな簡単なもんじゃないかもしれないけど、父親になるとホルモンのレベルが変わるというしな、あながちウソではないのかも。(まぁ、関係ないかw) でも、今回は本当に助かった。こういう関係をきちんと気づいていくことが大切なんだろうな。

P1110821海南省CDCの人とした7月調査の打ち合わせはびっくりするくらいすんなりうまくいった。事前の感触ではどんな感じか全くわからなかったのだが、とても協力的だったので良かった。当初は時間がなさそうであきらめないといけないかもしれないと思っていた予備調査も五指山には行けたし、PSSがいかに使えないかよく分かった。村人も答えにくいし、そもそも李君がうまく意味をとれず質問できないような問題なんだから難しいはずだ。

P1110830今回、村で何がびっくりしたかと言えば、王貴民のお家でメチルガスを使うようになっていたこと。よくよく思い返せば、前から他の家庭では使っていたのだけど、毎日煙のなかでご飯を食べていた自分としては、隔世の感があった。壁も白く塗り替えられていた。こうやって昔の生活の様子が分からなくなって健康調査をクロスセクショナルでやってもしょうがないということになるのだろうな…。

P1110876このあと水満郷にいって昼の食事。早く海口に戻るために郷で飲んだのだが、村と同じ地酒を結局ひたすら飲まされた。しかも霊芝入りの地酒だったかた恐ろしいほど高い値段だったらしい…苦笑 みんなと会えるとやっぱりうれしい。一緒にご飯を食べに行こうといったおばさんがドレスにわざわざ着替えてきたのはかわいらしかった。この写真は郷を出発するときの別れの写真。この写真を撮った記憶が一ミリもない。

うーん、15分で書こうと思ったのに、あっという間に時間がたってしまった。早く寝なければ!


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